代表者の印鑑証明書と印鑑と身分証明書

代表者の印鑑証明書とは何か?

法人は個人と違ってそれ自体は実体を持たないため、売買や賃貸借などの法律行為を行うためには代表者の存在が必要です。株式会社であれば、代表取締役や代表執行役と呼ばれる人々が代表者に当たります。一般的に会社の代表と言えば社長というイメージが強いですが、稀に代表権のない社長というケースもあるため注意しなければなりません。この代表者の意思を示すために契約書やオフィシャルな届出書などに用いられるのが代表印で、対外的に正式な印章であることを示すためには法務局に印鑑登録を行わなければなりません。印鑑証明書は、その印象が確実に登録されていることを証明する書面であるため、法人口座開設に当たっては必ず求められるのです。

身分証明書とは何か?

法人口座を開設するに当たっては、前述した印鑑証明書とセットで代表者の身分証明書が求められることが一般的です。これは、金融機関として、代表者の存在を確実に確認するとともに、暴力団員などの反社会的勢力に該当する人物などが法人の経営に関わっていないことをチェックするために求められるのです。身分証明書は基本的に氏名や住所を公的に示すものであればよいため、運転免許証や保険証、パスポートなどであれば問題ありません。もしそういったものがないのであれば、市役所などで取得できる住民票でも大丈夫です。逆の視点から見ると、身分証明書も提出できないような人物が法人の代表者になるのはハードルが高いとも言うことができるでしょう。