口座開設に必要な書類

法人口座を開設しようと思ったのならば、様々な手続きが必要となります。個人の講座を開設するときとは異なる手順があるので、あらかじめ準備しておくことが必要です。法人口座を開設するために、審査前に準備すべき書類について説明します。

会社の商標登録簿謄本と定款と会社印

法人は登記することにより設立が認められます。同窓会や町内会など登記の無い社団は権利能力なき社団として扱われ、登記した会社のような税制上の優遇措置も受けられません。会社として経済活動をするためには、…

代表者の印鑑証明書と印鑑と身分証明書

法人は個人と違ってそれ自体は実体を持たないため、売買や賃貸借などの法律行為を行うためには代表者の存在が必要です。株式会社であれば、代表取締役や代表執行役と呼ばれる人々が代表者に当たります。一般的に…

会社の運営実態を示す資料

犯罪行為につなげないための審査

法人口座を開設する際には、個人口座を開設する際とは異なる手続きが必要です。様々な書類を提出するほか、会社の運営実態を示す資料もあらかじめ用意しなければならず、そのうえで銀行の職員と面会を行います。これらの段階を分けての審査を行ったうえでようやく開設できるのが法人口座というものです。これは、開設した口座が犯罪に用いられることがないようにすること、銀行が犯罪に関する組織とかかわることを避けるため、そして計画性のない会社とかかわって損をしないために行われます。法人口座は、時に詐欺事件をごまかすためなどに使われることもあり、容易に開設することはできません。そのため、信用してもらうために会社の運営実態を知ってもらわなければいけません。

開設に必要となる資料

法人口座を開設するためには、様々な書類が必要です。会社の商標登記簿謄本や定款、会社印に代表者の印鑑とその証明書、身分証明書などが必要なことが多いです。提出する書類の中でも、会社の運用実態を示す資料が大切で、会社がどのような事業をどのような目的の元運営しており、その運営の規模はどの程度のもので、将来にわたって事業が継続されるものであることを示すというものです。そのため、資本金を示す資料や事業目的が一貫している定款の準備は必要不可欠となります。このほか、顧客と交わした領収書や契約書といった運用実態に迫るもの、現在活用しているホームページ、会社が実施しているサービスを具体的に記したものがあるとよいでしょう。